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GMOのリモートワーク廃止に思うこと
こんにちは、公認会計士・税理士の富村亮超です。
GMOという会社がリモートワークを廃止したことで、物議をかもしています。
週一投稿で予約投稿しているのですでにちょっと話題が風化していますが・・・(笑)
僕は、コロナ期に監査法人に就職し、原則フルリモートワークという時代を経験しました。
出社回帰の時代も経験し、リモート・出社・相手先を組み合わせて仕事する(リモートワークはよっぽど家の方が効率がいいとき)という状況から
今は税理士事務所に基本毎日出勤しています。
そういう、働き方を自由に選べる環境にいたものとしてただの経験談をお話したいと思います。
リモートワークのリアル:想像を絶する「サボり」と「逆サボり」
まず、リモートワークの場合、信じられないくらいサボる人間というのはマジでいます。
僕のサボり具合なんて屁でもないくらい倫理を逸したサボり方をしてきます。
35時間の勤務が命じられたとして、5時間くらいしか働きません。
「通常の良心があれば、どんだけサボるやつでも25時間くらいは流石に働くだろう」と思いきや、想像のはるか斜め下のラインを余裕で滑ってきます。
PCすら開いていない日が見つかり、かなり偉い人から直々に信じられないくらい怒られていました。
一方で、なぜかリモートワークでも全然サボらない優秀な職員も観測しました。
それどころか、実際には、残業時間の過少申告が行われる逆サボりまで横行していました。(残業が多い人間は優秀ではないとみなされて、出世に響いたからです。)
企業の想定通りにリモートワークが活用されるかは、人によるとしか言いようがない感じでした。
ちなみに一般的には、リモートは生産性を下げるというのが結論になってきています。
AI時代に「タイピング数」をKPIにする筋の悪さ
僕は、それはともかくとして、GMOがKPIとして「リモート中のタイピング数の低下」を示してきたのが非常に筋が悪いと思っています。
弊所はAI導入後、有意にタイピング数が落ちていると思います。
ある程度正しい効率化はタイピング数を減らすはずなのです。
上記の動画の中でも、「監視ツールを導入すると、意味もなくキーボードを叩いて作業しているふりをするハックが横行する」というしょうもない、いたちごっこが発生するらしいです。
この世の真理は「単純接触効果」である
ただ、コミュニケーションという観点でのリモート廃止、これは大賛成です。
僕が人生でほぼほぼこれは正しいだろうと思っている心理学の原理原則があります。
単純接触効果(ザイオンス効果)です。
人や物事に繰り返し接することで、その対象に対して無意識に親近感や好意を抱くようになる心理現象です。
弊所はTKC会員でして、TKCの基本は月次巡回監査です。
僕はTKCが標榜する全部監査については???と思っていますので触れませんが
月次巡回監査はただの単純接触効果だと思っています。
「ただの」と言いますが決して貶めるつもりはありません。
単純接触効果こそがこの世の真理です。
リモートワーク廃止、飲みニュケーション、ゴルフ、喫煙所コミュニティ
全て同じ「単純接触効果」です。
思うに、人間は「自身に対してどれだけ時間を割いてくれたか」
以上の価値判断基準をそうそう持っていないのではないでしょうか。
理由は単純で、時間だけは偽造できない通貨だからです。
言葉はテクニックで磨けるし、贈り物は金で解決できるけど
全員が1日24時間しか持っていない以上、時間の配分だけはごまかしようがない。
「分子は分母からしか生まれない」を因数分解する
ちなみに弊所の所長、富村将之は単純接触効果の鬼です。
基本、事務所におらず昼夜土日問わず誰かと会っています。
座右の銘「分子は分母からしか生まれない」(造語)は、
僕は単純接触効果と、確率論の話が混じっていると思っていて
成約件数=共に時間を過ごした人間の数×同一者に対する平均接触回数×固有値(センス)
に因数分解できることを、一言で言ってる、のだと勝手に理解しています。
合ってるかは知りません。
ちなみにザイオンス効果では、固有値の値がマイナスだと、どんどんマイナスにふくらんでいきます。
嫌われている女の子に毎日メールしたら逆転できるかというと、そういうわけでもないというわけです。
デスクワークができない「サボり魔」がモテる理由
友人ですごくモテる男がいるのですが、僕に対してもしょっちゅう連絡をよこしてくれます。ちなみに冒頭に出たとんでもないサボり魔と同一人物です(とっても仲良し)
彼はおそらく、PCの前でタイピングをする(=リモートワークのKPIを満たす)ことには全く向いていませんが、人と会い、連絡を取り、分母を増やすという人間本来の「コミュニケーションの才能」に全振りしているのでしょう。
