税理士の富村です。1月19日に勤務していた税理士法人から取引先企業の財務情報や社員の給与情報、マイナンバー情報などの個人情報をハードディスクに複製し持ち出したとして、不正競争防止法違反とマイナンバー法違反の疑いで、下京支部所属の税理士とアルバイトの女性2人が逮捕されました。

やめた事務所からデータを持ち出して逮捕されたケースは初めてかと思いますが、過去にもこのようなことは現場では相当起きていたのではないかと推測されます。

税理士顧問は顧客が決めることみたいな安易な考えで元勤務先のデータを勝手に持ち出すことが犯罪であることがこの度公になったことで我々の業界も改めてきちっとした認識のもとデータ管理の徹底を図らなければなりません。

この手の犯罪はかなり安易に行われていることが想定されるため顧客情報の管理には最新の注意を払うことが求められます。