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コラム

相続税は事前対策が9割、パンドラの箱を開けさせることが無いようにしましょう

税理士の富村です。

今日は相続税のお話です。今までに相続の申告や相談に400件以上関わってきましたが、私の経験でもめてなかなかちゃんとした分割に至らないケースがあります。弁護士からの依頼が多いのでそれも理由の一つなのですが、もめる3パターンというのを私の中で確立しております。

その1 親(被相続人)が医者 歯医者

資産家が多いことと相続人も医者、歯医者のことが多く兎角もめがちです。財産はあっても無くてももめるときにはもめますが、やはり資産家はもめやすいと感じます。

その2 姉・弟

お姉さんが嫁いで家を出て、弟が後継ぎのケースもよくもめます。弟は後を継いだから財産は基本自分が相続すべきと主張され、お姉さんは昔と違って今は民法通り半分づつ相続すべきと主張され長期間もめることが多いです。

その3 相続人の配偶者に金融機関に勤務している方がいる

相続人の配偶者は直接的には相続権が無いからいわゆる外野なのですが、ここに金融機関にお勤めの方がいるとにわか知識を引きずり出してもめごとに参入されることもよくあります。その2のケースでお姉さんの旦那さんが銀行員でみたいなパターンが典型的ですね。

親は兄弟だから仲良くその後もやっていってくれるだろうと信じて亡くなっていくのでしょうが、いざ蓋を開けてみるとおおもめにということはよくあることです。生前に分割の話をしておいたり、遺言を書いておくことによりいわゆる相続が争族にならないよう対策がとても重要です。

また京都の方の特徴としてなかなか本音で話してくれないということがあるのですが、相続に関しても財産を小出しにするというか、ちゃんと申告してくれないこともあり、困ったことも多々あります。相続税の申告期限の前日になってこんなものは申告した方がいいんですかねと貸金庫にしまってある金の話をしだしたり、実は家族名義の預金がたくさんあったりと、独特の感覚をお持ちの方もおられます。

相続税は事前対策9割、事後1割だと思います。

希望的観測は捨てて、事前に専門家と打ち合わせをしておくことをお奨めします。