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コラム

「Xデー」の始まりその2

 銀行の経営合理化が加速を始めています。日銀がマイナス金利政策を導入した段階でこのことは想定内の出来事でした。長短金利の幅がなくなり難しい言葉を使いますと長短金利のイールドカーブが寝てしまっては銀行は業務収益を上げることが難しくなります。

 特に預金金利と貸出金利の利ザヤは過去最低の水準にまで落ち込み、もはや銀行は本業で儲けることがとても難しくなってきています。

 金融庁などは中小企業への貸し出しにに際し、これまでの担保や業績などの定量分析重視から、経営者の姿勢や今後の業務見通しなどの定性分析重視の姿勢を銀行に示すよう働きかけていますが、貸し出しに対する貸倒率が一定以上見込まれる限り、低金利で多く貸し出し、その儲けを一気に吹き飛ばす貸倒を食らっていたのでは銀行もたまったもんではありません。

 おそらく今後銀行の中小企業に対する融資の姿勢はとても厳しくなるものと思われ、銀行はますます証券業や信託、保険の分野への進出が進むものと考えられます。もはや銀行は金貸し業では食べていけなくなりました。

 株価高騰、戦後最長の景気拡大などと叫ばれていますが、日銀が国債を買いまくり金融緩和を続けた結果がもたらす弊害はとてつもなく大きくなるものと予想されます。

 もはや金融引き締めに転じるタイミングも逸し、日本だけが世界で取り残される日はそう遠くないのが事実だと感じています。

 Xデーとは。その時何が・・・。to be continue。